お店の外などに長時間設置するのれん旗を作る場合、様々なトラブルに対応できるような丈夫で長持ちするのれんの素材や生地を選択することが必要不可欠になります。

また、最も優先したいことが燃えにくい素材を使うことなので、できるだけ防炎のれんを意識した生地を見つけることが一番有効でしょう。

しかし、防炎のれんはとても性能が高くて火に対して強い耐火性があることは素晴らしいのですが、デメリットとしては生地が縮みやすいといった大きな欠点があります。

防炎加工を施すと生地が少しだけ収縮して縮みやすさを引き出してしまうことがあるため、注文する際には縮むことも考慮してなるべく大きめのサイズを選ぶようにすることをおすすめします。

そもそもなぜ防炎のれんだとそのような症状が現れてしまうのかと言うと、
一番使用する素材が伸縮の影響をもろに受けやすいウールだからかもしれません。

ウールは肌触りがとても良くて自然な色合いを醸し出してくれるところが非常に魅力的なのですが、ある程度強いダメージを受けると状態が変化してしまうことが多いため、それを考慮したとしても魅力の方に惹かれるという場合にのみ注文することをおすすめします。

素材別で変色には大きな違いがある?

のれん旗は長期的に使用することが多いため、雨や風などにさらされても綺麗な状態をキープできるような丈夫さを兼ね備えていることが大切になってきます。

しかし、それぞれどのような種類の素材を使用するのか、どんな加工を施すかによって変色したり見た目が変化してしまうことがあるため、素材別に考えられる変色に関して詳しく知っておくことをおすすめ致します。

茶色のれん

詳しく説明していくと、最も定番として多く使用される綿に関しては、ずっと使っていると茶色く変色して汚い見た目になってしまうことがよくあるのが特徴です。

また、麻素材なら黄色く変わってしまったり、ポリエステルの場合も同様で茶色か黄色になってしまうことがあるので注意するようにしましょう。

最も良い対処法としては、できるだけ日陰に設置するようにして直射日光を直に当てないこと、または遮光性の高い素材を使用したり加工を施すことも有効となります。加工に関しては注文時に依頼すると快く引き受けてくれるお店が多いので、料金設定などを詳しく調べてからぜひ注文してみてはいかがでしょうか。

基本的にのれんは多少色が変わってしまっても仕方のないことだと捉え、変色したからと言って慌てずにクリーニングに出してみることも一つの手段です。